なぜテロの標的になるのか、差別大国フランスの現実

パリ同時多発テロ、2016年ニーストラックテロ事件など、イスラム国(IS)が起こしたと思われるテロがフランスで重なっており、ヨーロッパ各国の中でテロリストに標的にされる割合が高い国だ。

しかし、なぜフランスはこの様にテロリストの標的になるのか、その理由を日本人にはあまり知られていないが、ヨーロッパでは当然の様に考えられている。

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2011年、フランスは公共の場で、イスラム教徒の女性が着用するブルカを禁止する決定をし、その理由として「女性隷属の象徴」としている。

しかし、これには他の理由が隠されていることは一目瞭然で、キリスト教国においてイスラム教徒の服装が異様に見えることと、爆弾や武器を身体に隠しやすいという理由からだろう。

最近では、イスラム教徒女性が水泳時に着用するブルギニが着用禁止とされており、これには当のイスラム教徒女性から反発が大きい。

女性奴隷の象徴と言うのであれば、イスラム教徒女性はブルカやブルギニを無理やり着用させられているはずだが、実際には彼女たちは自発的にそれを着用しており、女性奴隷の象徴と考えているのはフランス人だけで、彼らの価値観をイスラム教徒に押し付けているのと同様だ。

なぜ、フランス人はイスラム教徒を排斥する様な法律を作ってしまうのか、フランス人とはどの様な価値観を持っているのだろうか。

 

フランスは中国と同じ価値観

アジアの中でも中国人は非常に傲慢な考え方を持つ人が多いと言われているが、これは中国の思想(中華思想)にもとづいている。

中華思想は、中国を中心として、離れれば離れるほど劣っている国という考え方であり、蔑む対象とみる思想だ。

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これをみると日本などは朝貢国(属国)よりも低い地位にある。

余談だが、中国はそんな属国以下の国に侵略された歴史が許せないのだが、これは中華思想が根底にあるからだろう。

韓国にしても、中国の属国であり、二番手の地位にあるのにも関わらず、日本に占領された事が鼻につくという理由で、これらの国は今でも日本を目の敵にするのは当然といえば当然だ。

フランスも同様にフランスが世界の中心であり、その周辺国は卑下する対象で、更に文化、宗教の違いを認められない人々だ。

フランス人はお高く止まっているとヨーロッパで言われているのはこのせいだろう。

 

EUに加盟して破綻したフランス思想

そんなフランスはヨーロッパの中心であり、世界の中心であるはずなのに、EUに加盟し、EUの方針どおり移民を受け入れてきた。

現在、フランスに住む移民の総数は700万人で、イスラム教徒は450~500万人もいるのだが、フランス人が誇りに思っているフランスの町並みに外国人が入り込むことを嫌がる人は非常に多い。

フランス人は非常に排他的な人々で、以前歌手のGACKTさんがパリのレストランで好きなテーブルを選べなかったという話題が注目されたが、この様な事はフランスでは日常茶飯事であり、外国人が差別的扱いを受けることはそれほど珍しいことではない。

それに加え、フランスは世界中に植民地を有していたが、植民地の人間は非白人であるため、奴隷と同等の地位しか与えず、見下す対象としてきたのだが、彼らがフランスをまるで自分の国のように歩くのが我慢ならないのだろう。

この様な閉鎖的な社会なのにもかかわらず、EUに加盟してしまった事がフランスの最大の問題点とも言える。

 

加熱するイスラム教排斥運動

冒頭のブルカやブルギニの着用禁止令だけにとどまらず、2015年にはフランスにあるイスラム教の礼拝施設、モスクを次々と閉鎖している。

テロの温床になりかねないという理由からなのだが、オランド大統領は16日の議会演説で、二重国籍を持つフランス人が国に不利益を及ぼした場合、仏国籍を剥奪できるなどの法改正が必要と訴えた。

完全にターゲットはイスラム教徒であり、イスラム教徒排斥運動は国を挙げて加熱している。

イスラム教移民を呼ぶだけ呼んでおいて、いざ不都合な事が起きると排斥する、これが非常に利己的な事か分かるだろう。

 

フランス人はヨーロッパでも嫌われている

フランス人のこうした価値観はヨーロッパの中でも特異で、非常に自分勝手に見られており、フランスを心から好きというヨーロッパ人はいないのではないだろうか。

ドイツ人は歴史的な面から見て、中が悪いのは理解できるが、他のヨーロッパの国の人でフランスの良い話を聞くことはまず無い。

「利己的で、皮肉屋で、他人を見下すのがフランス人」

これがヨーロッパでのフランスのイメージで、多くの人がフランス人を敬遠するのはこうした理由からだ。

日本では、フランスは芸術が優れていて、文化レベルが高いと思われているが、ヨーロッパの中では、民度の非常に低い国という位置づけだ。

 

テロの標的になっている理由がフランス人は分からない

フランス人はフランスの歴史的、文化的に優れている事を誇りに思っており、それが過度に態度に現れる。

フランス人は他の国はフランスを好きになるはずだ、好きにならなければならない、なぜなら世界の中心であり、文化の中心で尊敬の対象と考えている。

前述した通り、ヨーロッパでフランスは嫌われているのだが、当の本人たちはそれが良く分かっていない。こういう点はアメリカ人によく似ているところだ。

賢明な方はなぜフランスがテロの標的にされるのか既にお分かりだろうが、フランス人はなぜフランスが狙われるのかいまいち理解できていないのだ。

中国人の価値観を変えるのは非常に難しいのだが、それと同様にフランスの価値観を変えるのは至難の業で、彼らがいかに他宗教や異文化に対して閉鎖的か、差別的かを自ら理解できなければ、さらにイスラム国などのテロは起こり続けるだろう。