【白昼の抗争】楠本勇浩組員射殺事件、緊迫の神戸市

 

12日午前10時に神戸市長田区五番町の住宅街で起きた、指定暴力団神戸山口組から離脱した任侠山口組組員の殺人事件は、白昼多くの住民や通行人が行き交う目の前で起きた。

 

車列の先頭、織田絆誠代表乗車していたワゴン車に幹線道路(山環通り)を走ってきた黒い乗用車が衝突。双方から1人ずつが降りてきて、殴り合いを始めた。

もみ合っている中で、拳銃1発を発射した。弾は外れたが、三代目北村組楠本勇浩組員が「撃ってみんかい」と挑発し、それに応じた形で更に2発目を発射、弾は顔面に当たり、楠本組員は後ろ向きにゆっくり崩れ落ち、銃を持った男らはそのまま立ち去った。

 

犯人の特徴

発砲した男は黒っぽい柄シャツとズボン姿、頭は五分刈り、40〜50歳。周囲に仲間とみられる2人の男がいたが、いずれも走って逃走した。

警察は指定暴力団神戸山口組の関係者とみて90人体制で逃げた男の行方を追っている。

 

射殺事件現場周辺事情

現場となった神戸市長田区五番町は任侠山口組の織田代表の自宅があるが、その他にも神戸山口組傘下組織の事務所があり、両組織が抗争状態の中で、組事務所が隣近所にある非常に一触即発の自体になりかねない地域だ。

現場から100m程の場所には神戸市立室内小学校があり、現場の五番町は校区で、児童が通学に使っている道で、事件後保護者らが児童を迎えに行き、中学校も集団下校を実施している。

神戸市立室内小学校

 

銃撃事件犯人像

銃撃に際し、兵庫県警察は敵対している神戸山口組系組員との見方を強めており、8月11日に開かれた任侠山口組幹部による記者会見で、神戸山口組側に徹底抗戦とも見られる発言をしていたことが引き金になった可能性が高い。

織田代表が自宅から車で幹線道路まで出る道順も把握しており、発砲犯以外に織田代表が乗る車を後方から2人の男が取り囲み、さらに使われた車は盗難車のナンバーを付け替えられており、用意周到に襲撃計画を練られていた可能性が非常に高い。

銃撃犯の一人。銃を持っている。

目撃情報などから、神戸山口組系の40歳代の暴力団関係者が容疑者として浮上しており、県警が行方を追っている。